ふれあいネット”は、自分と両親、自分と伴侶、自分と子供、過去の自分と未来の自分を繋げる手伝いが出来ることを目的に設立しました。

第1の目的は、今まで自分を育ててくれた親に感謝の気持ちを残すと共に、親が生きた親自身の人生を残して上げることに有ります。自分とは違う時代に生き、同年代の仲間の中で見せる親の顔を知ることで、自分の知らない親の姿を親子を共有できます。
自分を育ててくれた親の姿を残すことは、親との思い出を残すと共に、親自身が生きた自分の人生を甦らせてあげる事に繋がります。
また、世間では断舎利、終活とい言葉が持てはやされていますが、過去のものに触れ、昔の事を振り返ることは、年齢を重ねて行くものにとって心が温まり、元気を呼び戻すものだと思っています。
記憶を甦らせることで、老化して行く脳を活性化して行く力にもなると思っています。
思いがけないものを見た時に、以前に見たことが有るような気持ちになり心がトキメク時が有りますが、昨日の事は忘れてしまっても若かりし頃の事を覚えているのは自分も親も同じで有ります。
今、不要なものを全て整理して行くのでなく歴史を凝縮したものを作成する手伝いが出来ればと思っております。

第2の目的は、今日まで人生を共に歩んでくれた夫や妻、伴侶に対しては伝えなければならないこと、伝えたいけど伝えきれていなかったことが多々あると思います。
照れくさくて今まで伝えきれていなかった感謝の気持ち・・・
子供たちに残してやりたい気持ちや言葉・・・
いつまでも元気なままでいられない中で、これからどのように老後を迎えて行くか・・・
自分が先に死んだとき、それからをどのように生きて行ってほしいか・・・
何気なく過ぎて行く時間の中で忘れていたり、言葉で現わす機会を失っていたり、長年連れ添っているからこそ普段は話せなかったり、誰かが仲立ちしてくれれば素直に伝えられることでも、その誰かが見付からず伝えられなかった事など、自分と伴侶の仲立ちが出来ることが”ふれあいネット”の第2の柱になります。

第3の目的は、今の時代を生きた自分たち親の世代と次の時代を生きる子供たちの時代を繋ぐ役目になります。
親は誰しも「これだけは・・・」と思って子供に伝えておきたいことが有るのではないでしょうか?
勇気を出して今伝えようとしても、中々聞く耳を持ってくれなかったり、ウザく感じられたり、煩わしさを感じているような雰囲気を感じたりして、子供に伝えることを諦めてしまう事も多いと思います。
いずれ大人になれば分かる・・・
いずれ家族を持てば分かる・・・
いずれ子供が子供を持つようになれば分かる・・・
と、自分に言い聞かせて今、親としての気持ちを伝えることを諦めてしまっているのではないでしょうか?
何時になったら分かってくれるようになるか分からない子供に対して、今、伝えようとしている自分の気持ちの膨らみを この先もずっと持ち続けることは、親である自分にとっても大変な事だと思います。
今の気持ちを形あるものとして残してやることで 後は子供が成長した時に分かってくれることを信じてやる事が親である自分にとって大切な役目になります。
親としての気持ちを、次の時代を生きる子供たちに形あるものとして残してやる手伝いをさせて頂くことが”ふれあいネット”にとって第3の柱となります。

最後に第4番目の目的として、長く生きていれば、これからも長い時間を生きて行かなければならない自分自身を整理することが必要になってくる時期が有ります。
これから老年の仲間に入って行く自分が、これからの人生をどのように生きて行こうかと悩んでおられる方も多いのでは無いでしょうか?
勢いに任せて突き進めれる年齢でもないし、自分の弱さは自分が一番良く分かっている年齢でもあるし、10年後の自分を見つめた時に老後を歩んでいく障害や不安に包まれることも多いと想像できます。
健康の事、お金の事、自分が亡くなった後の家族の事、認知症になるかも知れないリスクの事・・・
将来の不安を考えだしたらキリが有りません。
悠々自適の老後を送るにしろ、再就職を目指して転職活動を行うにしろ、趣味を生かして起業を試みるにしろ、これからどのように生きるを考えなければいけない時は必ず存在します。
そんな時、これまでの自分はどのように生きて来たのか、何が喜びであったのか、何が苦しかったのかなど、過去の自分を総決算で棚卸して自分を振り返ってみることは、これからを生きることを考える上で大きなヒントを与えてくれます。
自分を客観的に見つめなおす人生の棚卸のお手伝いを出来ることが”ふれあいネット”にとって大きな第4番目の柱となります。

ふれあいネット”は、過去と現在、現在と未来、現在と現在を繋ぐ手伝いが出来ることを目的としております。