私は、今まで母親との死別、エンジニアを諦め実家の家業を継承、父親の死去、子供が1歳半の時に妻との死別、赤ちゃんから育ててきた子供の巣立ち、家業の廃業、葬儀会社への就職・・・
多くの人、社会に支えられ、助けて頂いて還暦を目前に控えた今まで生きて来させて頂きました。
子供が成長した今からがこれまで助けて頂いた社会に対して恩返しできる時だと思っております。
では、この年齢になって何が出来るのでしょう?
確立したスキルを持たない私が社会に今から還元できる事は何なんでしょう???

まだ赤ちゃんだった子供をたった一人で育てるのは大変でしたが今となっては良い思い出です。
長年続いてきた商売を廃業するのは苦渋の選択でしたが、今となっては仕方なかったことだと思っています。

そんな私が出来る事・・・
この年齢だからこそできる事・・・

それは、孤独と戦っている人たちを励まし、同じ思いを共有して上げることくらいだと思っております。
一人ぼっちで暮らすこと、誰かと一緒に生活していても孤独を感じることは、とても辛い事だと思います。
孤独が不安を呼び、不安が絶望感を呼び、そしてさらに大きな孤独を感じます。
その気持ちに寄り添って上げることが今まで一人で生きて来て、社会の人に助けられて生きてきた私にできる事だと思っております。
また、年齢を重ね、年を取れば誰でもたくさんの想い出が有って、色んな記憶が甦って来ることだと思います。
その思いを一緒に感じ、振り返り、ほんの一時でも孤独から解放してあげることが僕にできる事だと思い この”ふれあいネット”を立ち上げました。
これまで生きて来れたことを振り返りつつ、確かに存在した過去に思いを巡らせ、明日も生きなければならない現実に一緒に立ち向かっていければと思っています。